近鉄百貨店諏訪太鼓演奏曲のいわれ

1.  鈴鹿雷神 (すずからいしん)

大地をゆるがす雷神の様相を太鼓で表現した曲で、諏訪太鼓の代表曲と言われております。
戦国時代(16世紀)の武将・武田信玄が川中島の合戦で軍楽として戦勝祈願に使い、将士の士気を鼓舞したことでも有名です。
また、伊勢の国四日市では、鈴鹿山脈に轟く雷鳴(神秘の閃光をともない轟音が四海を圧する雷鳴のすさまじさ)を表現した曲として、諏訪太鼓の中で最も勇壮な曲として打ち鳴らされております。

2. 神楽太鼓 (かぐらたいこ)

諏訪太鼓の曲のなかで最も古く、四日市では鎌倉時代に諏訪神社が勧請された際に奉納太鼓として打ち鳴らされた曲と言われております。
読んで字のごとく神が楽しむ太鼓として、なかどころの瓢箪おどりなど諏訪太鼓のなかで最も楽しさを表現している曲です。

3.  阿修羅 (あしゅら)

勇猛・果敢・剛胆の神「阿修羅」。
この神の姿を日本太鼓の響きと韻と轟によって表現した諏訪太鼓唯一の独奏曲です。
独創的なリズムと高度な打法を駆使しており、ひとりで5つの太鼓を打つのもこの曲の特徴のひとつです。

4.  飛竜三段がえし (ひりゅうさんだんがえし)

竜神が天を翔けるおもむきで合奏される曲です。
序段は祝詞が奏上され、笛と太鼓の「カケアイ」によって静かに演奏がはじまり、途中急テンポで三段に返される見事なハーモニーとなる曲です。
演奏者全員で、禍(わざわい)転じて福となし、災害を取り去り命を延べるという意味の祈願詞「転禍招福・息災延命」と合唱するところがこの曲の特色です。

5.  大天竜(昇竜 降竜) (だいてんりゅう)

その昔、伊勢湾には竜宮城があり、その守護神である竜神に祈って雨乞いをしたと伝えられています。
竜が天に昇って雲を呼び、くだり竜となって雨を降らす様子を表現した勇ましく力強い曲です。
一名雨乞い太鼓ともいわれ、豊年豊作を祈って打ち鳴らします。

6.  御射宮司流鏑馬 (みしゃぐうじやぶさめ)

鎌倉時代に武技としての流鏑馬を競う時に奏した軍楽太鼓。
ほら貝の音ともに、全国から武士が参集して武芸を競い合う様や、笛による駒のいななき、なかどころの古代神楽そのままによる大太鼓二段のかけあい、一転して変わる勢いある曲調からも軍楽の曲想が感じられます。

7.  とんばね太鼓 (とんばねだいこ)

手塩にかけた軍馬を京に送り出す門出のときには、惜別の情と、励ましの祈りを込めた太鼓を打ち鳴らして力づけたと伝えられています。
軽快なリズムの曲で、打ち手が威勢良く飛び跳ねる姿が見どころの曲です。

8.  練り込み囃子 (ねりこみばやし)

諏訪神社へ山車が練り込む際に使われた曲で、山車の引き手の音頭をとり祭り気分を沸き立たせる囃子です。
鉦のリードが特色で、その音律は人々の心を沸き立たせます。
また、伊勢湾での漁にて大漁を祈願して打ち鳴らした曲でもあります。

9.  道中囃子 (どうちゅうばやし)

軽快なリズムで、神社への道すがら打ち鳴らす曲で、鉦と相撲太鼓のリードにより、大小2個の宮太鼓と長胴のかけあいを聞かせます。
夏の大四日市まつりの花形といわれる太鼓の山車が、市内をめぐる道中に奏でる曲としても有名です。

10. 豊年虫追い太鼓 (ほうねんむしおいだいこ)

豊年豊作を祈る農民のひたすらなる神への祈りの心が深く秘みこんだ「虫おくり」という行事。
稲を害する虫を追うために太鼓・鉦などを響かせて田園を一巡します。
その一糸乱れぬ村人の様子と祈りの心を、一層現実的な音と動作によって表現した田園神楽の太鼓です。

11. 御諏訪ばやし (おすわばやし)

この曲は山車や神輿の祭りの行列が進行するときに用いられる曲です。
小さな子供から世代を問わず親しまれている曲です。

12. 萬岳の響き (ばんがくのひびき)

御諏訪太鼓宗家・故 小口大八氏により1998年長野オリンピック閉会式“日本の祭”の為に作曲・指導、そして演奏された複式複打法(組太鼓)の一曲であり、世界中の人々に強い感動と深い感銘を与え日本太鼓の素晴らしさを知らしめました。

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